躁鬱病を受け止める事の難しさ~私の場合

最近はよく寝れているので、至って健康だと思っていますが、

明らかに8月末から元気になっているので、躁の病巣だと疑って毎日を過ごしています。


私は躁鬱病を持っているので、常にその病的な域に入っていないか、内観することが大切です。


病気がひどくなってからじゃ、もう手遅れな事が多いからです。


自分が病気だと言うことを認めること、理解することがとても大変な病気です。

手遅れになった時に周りは気づき、そうなってからは治療が必ず必要になりますが、

高揚しきっているので、大体周りの言うことを聞かなくなっています。

私もそうやって、自分の意思ではなく家族の意思で入院したことが2回ありました。


そうならないために、どうしたらいいのか。

元々通院をしてキチンと薬を飲んでいたら、まだ軽傷で済むんだと思います。

でも、それでも抑えられない事も多いので、そこは医者でも頭を悩ませるのではないでしょうか。


私の場合18歳の時に初めての躁があり、そこからは治療はしていなかったけど、

特に目立った躁は結婚後まではなく、だけど、結婚後に酷くなってまた再発しました。

治療をしていなかったことも原因かもしれませんが、

それだけではないと感じています。


元々本当の自分、と言うのと、周りと合わせて行くための自分、2つの道を選んでいて、

その周りと合わせて行く自分というのがうまくバランスがとれなくなって行ったような気がするのです。

こう書くと2重人格?あ、躁鬱の特徴ね、とあっさり簡単に変に誤解をされたら困ります。

そうじゃなくて、本当の自分というのに、自信がなくて、自己肯定感が低くて、

だけど周りの色んな事を大切にしていて、自己犠牲してしまう自分と言ったらいいでしょうか・・・・?

いつからか、そういう自分を隠すように、もう一人の作り上げた自分というのがいたんだと思う。

そのもう一人の自分は、ちょっとこれまた自信がなさげで、常に鬱っぽく、だけど周りのことは考えて動ける自分。だからなんとか生き延びることは出来る。だいたいその自分がうまくいっていると、本当の自分ってブラックだな、批判的なことばっかり考えているな、

と否定していたり。本音と建て前みたいな感じで、本当に思っている事を口に出したら嫌われるぞ、と自分で思っていた。


病気に対する家族の理解というのも、

残念ながら私の周りにはほとんどなかった。

両親は、わからないわからない、と。旦那も同じく。

日頃どう接したらいいかわからないから、とにかく気を遣う。

腫れ物を触るようなもの。

母親に至っては、昔はこういう病気の人は家に閉じ込められて隠されていた、

とか私が笑うと怖い、また躁なんじゃないかと不安になる、

旦那は気を遣ってきたのがもう疲れた、もう関わりたくない、

とまで言われて。


ずっと本来の私というのを忘れたの?

病気というフィルターを通してしか私を見れないの?

一体どうなっているの?

と自問自答を繰り返し、そして口に出してみたら、

また否定されて。


だけど、あるカウンセラーさんに全てを聞いてもらって、

何が正しいか、何が間違っているか、

私の場合どんだけ色んな事が絡み合って、めちゃくちゃな事になっていたか、

全て綺麗になりました。


そして、ずっとずっと考えても分からなかった事が、

ようやく分かったのです。


ずっとずっと私がしんどかった事がふっと楽になりました。


まず両親に何十時間もかけて全てを説明しました。80手前の体には応えたと思いますが、

このことを分からないままあの世にはいって欲しくない、本人たちも楽になるはずだと

必死で説明しました。


次に旦那にも説明しました。こっちの方がかなり大変でした。

旦那は血のつながりがないので、おそらく100%はまだ理解出来てないような気がします。



話は戻りますが、娘が生まれてからはだいぶ変わった。

気がついたら、本当の自分を出せる唯一の人となっていた。

そこからが早かった。

自分を取り戻す方向へ向かいだした。

沢山娘には迷惑をかけているし、親として最低だなと思うような事を繰り返してしまったけど(細かく書くとまた長くなるので省略してるので、誤解しないで下さい)

本当に娘は私にとって、私を助けに私の所に来てくれたんじゃないかと思うくらい、

いや本当にそう、助けに私の元に生まれて来てくれたと思っています。

元々私は楽しいことが大好きで、冗談ばっかり言って大笑いするのが大好きで。

娘とはそのノリで自然体でいれて本当に楽しい。


しんどかった今までを全て払拭するのは笑いだと思っています。

お腹が痛くなるまで、おしっこが漏れてしまうまで笑いすぎて、

しんどくなることもしばしば。(ああはずかしい)


笑いってすごい!!



私もまだまだこれから成長していく、

娘とともに、そして家族とともに。

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